EBS1「世界テーマ旅行」中国4部では、大理への旅が始まる。今日の放送内容を見てみよう。
「世界テーマ旅行」は、さまざまな旅人が世界各地の魅力を紹介する旅番組だ。毎週新たな国や都市を探訪し、その地域ならではの文化、風景、名所を余すところなく掘り下げる。

雄大な蒼山の威容と、古代大理王国の栄華の痕跡を今に伝える大理から、旅は始まる。ここでは、雲南省第2の湖である洱海を訪れる。その広がりは実に7~8kmにも及ぶという。大理には必見の四景、風花雪月がある。さわやかな大理の風、穀物豊かな地の花、そびえる蒼山の雪、そして洱海に映る月。これらが織りなす風花雪月は、その名だけでロマンを感じさせるが、果たして現代の風花雪月はどのような姿を見せるのだろうか。
洱海に寄り添って暮らす少数民族、バイ族。20年前に初めて中国を訪れた際に出会ったバイ族の友人を訪ねる道中、コロナ禍の影響で5年ぶりに訪れるその家が、どのように変わっているのだろうかという期待に胸を膨らませる。ついに再会を果たした友人家族との語らい、バイ族の伝統衣装の見学。その伝統的な帽子に隠された風花雪月の一端を探る楽しみとともに、大理でしか味わえないというバイ族の伝統麺、そしてバイ族の茶、三道茶を堪能する。
人生の三つの時期に例えた三種類の味わいを楽しみながら、人生そのものの味わい、三道茶を体験する。最初の茶は、人生の苦労を象徴する苦い高茶。人生の甘美さを表現した二番目の茶は甜茶、そして人生を振り返りながら味わう、辛くも奥深い三番目の茶、回味茶まで。そばにいる人々の人生も共に省みる、そんな三道茶の真髄がそこにある。
惜別の寂しさと再会の喜びを胸に、次はルオピンの名物を味わいに向かう。プイ族の伝統料理、五色花飯だ。さまざまな花や葉など、自然素材で彩られた五色花飯は、まるで食卓に春を呼び込むかのよう。色とりどりの自然の恵みが詰まった五色花飯に菜の花炒めを添え、口いっぱいに春の味と自然のエネルギーを感じる。
中国の55の少数民族のうち、26の民族が暮らす雲南。その多彩な民族が育んできた文化は、非常に豊かだ。その中でも際立っているのが、ドゥルン族の『顔面刺青』の伝統である。顔全体に刺青を施したドゥルン族のおばあさん。かつての戦乱時、女性の誘拐を防ぐために顔に刺青を施すという伝統が、今なお受け継がれている。そのおばあさんがもてなしてくれた、プーアル茶にバターを加えた酥油茶を味わいながら、ドゥルン族の独特な文化に触れる。
旅の最後はラサへの近道、ダラモ茶馬古道へと向かう。ビンチュンラクという村で、ダラモ茶馬古道の歴史の足跡をたどる。怒江の荒々しい流れと峡谷を眺めながら歩むダラモ茶馬古道。雲南茶馬古道の旅は、多様な少数民族や文化、そして千年にわたる茶の歴史に触れる貴重な体験となった。伝統を守り続ける情熱的な少数民族の心に触れ、奥深い茶の香りの余韻を感じたひととき。時は流れ、世界は変わり、道が消えゆく中で、今なお残る茶馬古道。その道沿いで営まれる暮らしもまた、永く続くことを願いつつ、旅は幕を下ろす。














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