
国内でも有名な旅行ユーチューバーが、韓国人にとって馴染みの薄い中国ウイグルを訪れ、現地での「客引き行為」に見事に引っかかってしまった。
7日、登録者61万人を超える人気旅行ユーチューバー「ノマドション」が、ユーチューブ チャンネルに「警察と詐欺がはびこる中国で最も危険な場所」というタイトルの動画を投稿し、ネットユーザーの大きな関心を集めた。ノマドションは秘境を探検し、旅をテーマにしたコンテンツで人気を博している。

北京という中国の首都から国内線を乗り継ぎ、新疆ウイグル自治区の省都ウルムチに到着したユーチューバーは、宿泊先でぐっすり眠っていたところ、突然大きなベルの音で目を覚ました。時計を見ると午前3時。昼間、現地の食堂で偶然出会った男性からの電話での招待だった。
事情はこうであった。


まず食堂で、中国語に堪能なユーチューバーがウェイトレスに『ウイグル文化を体験するならどこへ行けばいいか』と尋ねたところ、「お酒がお好きなら夜に『ウェイバ』へ行け。私たちは踊るのが好きなの」と答えた。
隣のテーブルで食事をしていたウイグル人のAさん(25歳)がこの話を聞き、「連絡先を教えてくれれば連絡する。一緒に行こう」と割り込んできた。心を動かされたユーチューバーは、自分の携帯番号を渡した。すると、半日後に実際にウェイバを案内してもらえるとの連絡があった。なお、『ウェイバ』が普通名詞なのか固有名詞なのかは不明である。
ユーチューバーは心の中で『今回のチャンスを逃すと、本当に行くのが難しい』と考え、「ウェイバはクラブの雰囲気ではなく、ウイグルの人々だけの文化だと聞いた。(ウイグルにはムスリムが多いので)お酒はほとんど飲まず、ただ踊るだけだと言われていた」という噂を頼りに宿泊先を後にした。
教会の指導者である母を持ち、教会の賛美チーム出身だった彼は、「韓国でもクラブに行ったことがないのに、ウイグルのクラブに行くことになるとは」と、期待と不安を抱きながら約束の場所へ向かった。
薄暗い通りを、漢民族の姿が一切見られない酔っぱらったウイグル人たちの横を歩きながら、ユーチューバーは「急に少し緊張してしまう」と口にし、「気を引き締めなければならない」と周囲に警戒を呼びかけた。


ウェイバの入り口でAさんと再会したユーチューバーは、まるで韓国のナイトクラブにいるかのような雰囲気に戸惑った。そこにいた客は皆ウイグル人であった。
テーブルに着席し、Aさんの勧めに従って酒と食事を注文した。請求額は合計700元(約1万4,401円)であった。
ユーチューバーは「この人々の文化を少し体験してみたく、魅力に引かれて支払ってしまった」と後悔の念を抱いた。
ユーチューバーが、セッティングされたウイスキーの瓶を手に震えていると、Aさんはそそくさと立ち上がった。ユーチューバーが『え?』と声を上げる間もなく、Aさんは「すぐ戻る」と告げ、席を離れた。


ウイグルクラブの雰囲気が高まる中、ユーチューバーは30分でビールを4本片手に楽しんだ。
「ここで一人となるのは自分だけだな」と、70年代や80年代を懐かしむような感情に浸りながら1時間静かに座っていたユーチューバーは、遂に裏切られたことを悟った。
結局、客引きが「法外な酒代」を請求して逃げ去ったのだ。世界のどこであっても、客引きは客が支払う酒代の半分以上を手数料として取れるため、酒代が異常に引き上げられる。
ユーチューバーは「本当に釣られてしまった。連絡も取れず、生きていてこんなことは初めてだ」と、押し寄せる裏切り感に震えた。













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