EBS1「世界テーマ紀行」コスタリカ 第2部では、リモンへの旅に出ます。今日の放送内容を見てみましょう。
「世界テーマ紀行」では、多彩な旅人たちが世界各地の魅力を発信する旅番組です。毎週、新たな国や都市を探訪し、その地域ならではの文化、景観、名所を丁寧に掘り下げています。

軍隊を持たないコスタリカは、その分、国防費の多くを自然環境や生態系の保護に充てています。こうした取り組みにより「エコツアーの聖地」として知られるこの国は、西に太平洋、東にカリブ海を臨んでいます。特にカリブ海沿岸は、手つかずの自然と、コスタリカならではの異国情緒あふれる文化で有名です。
コスタリカでの自然との共生を探る旅は、カリブ海の港町リモン(Limón)から始まります。ここは、スペイン植民地時代にアフリカ系の人々が流入し、19世紀には港と鉄道の開発のためジャマイカから大量の労働者が移住した歴史を持ちます。そのため、アフリカと先住民族の文化が自然に融合し、リモンでは両文化が交じり合った「アフロ・カリブ(Afro-Carib)」文化が根付いています。代表的なカリプソ(Calypso)音楽と踊りの体験、そしてジャマイカ系の人々が振る舞う多彩な郷土料理を味わいます。
続いて、パイナップル輸出量世界一を誇るコスタリカの甘美な魅力に迫ります。訪れたのは8,000ヘクタール(80㎢)に及ぶ広大なパイナップル農園。環境保全に配慮した農法と労働環境の確保により、『レインフォレスト・アライアンス』の認証を取得しています。自然と人々を大切に育てられたコスタリカ産最高級パイナップルの味わいはいかがでしょうか。
コスタリカには大小さまざまな野生動物保護施設が存在し、その中で国内初のナマケモノ保護施設を訪問します。現在約120匹のナマケモノが世話を受け、山火事や感電事故、母親に見捨てられた個体などを救助・治療し、再び自然へ返しています。ここでナマケモノたちと触れ合いながら、人間活動が自然に及ぼす影響について考えさせられます。
リモンから約1時間の場所に位置するウルピアーノ湿地野生動物保護区(Refugio de Vida Silvestre Laguna Urpiano)は、ウミガメの産卵地として知られています。3月から7月にかけ、ウミガメがここで産卵する際、地域住民やボランティア、国際団体が協力してその産卵地を守っています。特に夜間、ボランティアがビーチをパトロールし、密猟者に先んじてウミガメを発見し、卵を確保しようと奮闘する光景は圧巻です。長い旅路(4,000km)を泳いでたどり着いたウミガメの貴重な瞬間を、静かに見守ります。太平洋沿岸のダマス島(Isla Damas)では、子ガメの放流にも参加し、コスタリカが目指す自然との共生を学びます。














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