2025年の新婚旅行トレンドはどのように変化しているのでしょうか。ハネムーン専門旅行会社ファムツアーが発表した「2025年新婚旅行予約状況」によれば、最も人気の旅行先はバリとモルディブであり、これに続いてハワイ、カンクン、ヨーロッパの5地域が「ビッグ5」として新婚旅行先を形成しています。ここ3年間、これらの地域が一貫して上位に位置し、新婚カップルからの支持が変わらず高い点は注目に値します。
◆ バリ:新婚カップルが求めるプライベートな空間

バリを訪れる新婚カップルは、独立した空間で二人だけの時間を楽しむ傾向にあります。2025年も引き続き、プールヴィラタイプの宿泊施設が高い人気を誇っており、ムリア(The Mulia)やアヤナ(Ayana)などの高級リゾートが新婚カップル向け専用パッケージを次々と提供しています。

特に、ウブド(Ubud)地域の独立型プールヴィラは非常に人気で、プライベートプールでのフローティング朝食が必須体験となっています。プールに浮かべたトレイで熱帯フルーツ、パンケーキ、フレッシュジュースを楽しむこのユニークなスタイルは、SNSでも大きな注目を集めています。
◆ モルディブ:水上飛行機でアクセスする特別な楽園

モルディブの新婚旅行トレンドとしては、水上飛行機を利用するリゾートの予約が増加しています。スピードボートでアクセスするマレ近郊のリゾートに比べ費用は高めですが、空からの絶景と静寂な雰囲気が新婚カップルに特別な体験を提供しています。
特に、水中レストランやガラス床の客室を備えたリゾートが人気で、アウトリガー・マーフシバル(Outrigger Maafushivaru)、マーディフシ(Maadifushi)、アナンタラ・キハヴァ(Anantara Kihavah)などの高級リゾートでは早期予約が進んでいます。
◆ ハワイ:単なる休暇を超えた文化体験の魅力

ハワイは依然として新婚旅行先として高い人気を誇っていますが、為替変動の影響で今年の予約率はやや減少しています。それにもかかわらず、単なる休養だけでなく現地文化を体験したい新婚カップルが増加しており、ハワイならではのユニークなテーマ旅行が注目されています。

特にワイキキ地域では、現地の伝統文化を体験できるプログラムが増加しており、アウトリガー・リーフやハイアット・リージェンシーなどの著名なホテルが、新婚カップル向けにカスタマイズされたサービスを提供しています。また、サン・サーカス『アウアナ』公演の始動により、アートと祭典を楽しむハネムーントレンドが形成されつつあります。
◆ カンクン:新婚カップルの80%が選ぶ「スカーレット・アルテ」

メキシコ・カンクンは「オールインクルーシブ」サービスにより新婚カップルから安定した人気を享受しており、中でも大人専用ホテルのスカーレット・アルテ(Hotel Xcaret Arte)は、新婚カップルの80%が1泊以上滞在するほど高い支持を得ています。
ただし、予約・変更・キャンセルが英語メールのみ対応となる点が不便との指摘もあります。これに対し、ファムツアーは韓国語での予約代行サービスを提供し、新婚カップルの利便性向上に努めています。さらに、24時間対応のカカオトーク相談サービスにより、よりスムーズな旅行をサポートしています。
◆ ヨーロッパ:長期滞在の人気が上昇…イタリアの魅力は健在

ヨーロッパで新婚旅行を計画するカップルは、平均12日以上の長期滞在を好む傾向があります。ファムツアーの予約状況によれば、イタリアを中心とした旅程が最も人気で、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアを巡るコースが根強い支持を受けています。また、スイスとパリを組み合わせた旅程も新婚カップルから高い関心を集めています。

特筆すべきは、70%以上の新婚カップルが「半自由旅行」を選択している点です。主要な観光地はガイド付きで巡り、それ以外の時間は自由に過ごすこのスタイルは、新婚カップルのニーズに非常によく合致していると評価されています。
2025年の新婚旅行トレンドは、プライベートな休暇と現地体験を重視する方向へと変化しています。バリでは独立型プールヴィラとフローティング朝食が定番となり、モルディブでは水上飛行機での移動とユニークなリゾートが新婚カップルの心をつかんでいます。ハワイは為替変動の影響を受けつつも、文化や芸術体験を取り入れたテーマ性のあるハネムーンが注目されています。カンクンではオールインクルーシブサービスと大人専用ホテルが強みを発揮し、ヨーロッパへの長期旅行需要の高まりの中、半自由旅行を好む傾向が顕著となっています。
これらの変化は、新婚カップルが単なる休養を超えて、差別化された体験とプライバシーを重視する旅行スタイルを求めていることを示しています。













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